なぜ「ポジハゲ」論では不十分なのかについて考えてみた

先日の投稿では、「恥の4象限」を用いて、何故、ハゲ薄毛男性の多くが陥りがちな隠す・増やすでのアプローチが奏功しないのかの説明を試みました。

 

多くのハゲ薄毛男性は「ハゲ薄毛であること」を問題視し、それに対して隠す・増やす対策に勤しみ、また場合によっては志半ばで「散らかす」という結末を迎えることが多いのではないかと考えています。つまり下図で言うと、右下のグレーの象限から右上の水色、ないしは左上の肌色の象限に移ってしまっていると考えられます。

 

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しかし、外野、特に異性である女性側の意見の中には「ハゲ薄毛自体が問題ではなく、ハゲ薄毛を隠す・増やそうとする態度が嫌い。もっと堂々としていたらいいのに」というものを数多く見かけます。

 

実はこのような、堂々としたらいいといった「堂々推奨論」(私が勝手に名付けました笑)や、ポジティブでいればいいんだよといった「ポジティブハゲ論」、略して「ポジハゲ論」というのは昔から存在しています。

 

しかし、「堂々推奨論」や「ポジハゲ論」共に「自分が変であると思う必要は無い」と主張しているに過ぎず、恥の4象限で見ると、ハゲ薄毛男性当事者「のみ」の視点でしか考えられておらず、周囲の人達の見方については一切無視したかなり強引な「論」であると言えます。両論共に乱暴な言い方をすれば「周囲の人達がどう思おうと、堂々と前向きで居りゃいいんだよ」と聞こえなくもないです。

 

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当事者が幾ら堂々としていればいい、あるいはポジティブでいればいいと言われても、周りが「このハゲ!」と一言ぶっ放したら、堂々としているハゲ薄毛男性も秒殺されます。あるいはそこまでのダメージにならなくとも、ある程度ひるむ、もしくは少々怒りを我慢した態度に変わることでしょう。少なくともその場の雰囲気は悪くなっても、良くはならない経験をされたことは読者の中にもおられるのではないでしょうか?

 

それほどまでにこの「ハゲ!」という一言は、キラーワードなのです。

 

しかしながら、それを発言する側が理解出来ていない、これがこの問題の根深さとも言えます。発言する側はそれほどのダメージを与えていないと思っているかもしれませんが、当事者であるハゲ薄毛男性側はどんなに堂々としていたとしても内心は「本当はなりたくてなったわけではない」と思っているからです。「手が打てるならそうしたさ」という声も聞こえてきそうです。

 

ですので、本人の態度だけの修正を求めた「堂々推奨論」や「ポジハゲ論」というのは片手落ちなのは実に明白で、「周りがその当事者のことを変だと思っていない」ことをバーバル(verbal=言葉による)、ノンバーバル(non verbal=非言語的な)なコミュニケーション方法に関わらず、当事者に伝えない限り、あるいはそのような空気が醸成出来ない限り、上図の「恥の4象限」の黄色部、つまり左下の状態=コンプレックスが解消された状態にはならないと考えています。

 

今日も少々小難しい話になりました。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!^^