ハゲ・薄毛を「魅せる」社長の日記

美薄毛研究家・劣等感マーケターの松本圭司が日々感じたこと、考えたことを不定期に発信中!

欧州におけるハゲ薄毛の現状分析

今日は先週1週間、「ハゲとハムの本場」のスペインのバルセロナに滞在していましたので、そこで見たハゲ薄毛男性の現状について報告したいと思います。

 

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もちろん社名をスペイン語、イタリア語で「ハゲ薄毛」を意味する「カルヴォ= calvo」にしているので、薄毛男性が相当数居ることは頭では理解していましたが、それにしてもアジアNo.1の日本の成人男性薄毛率27%を上回る、世界2位の成人男性薄毛率43%はこれほどまでに薄毛であることを感じさせない空気感、文化感があるのかと体で感じることが出来ました。

 

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ビジネスマンが集まるところにも、ビールを飲み交わすようなバルにも「ヅラ疑惑」の容疑をかけられそうな(笑)男性を見かけることは滞在中にはついぞ一度もありませんでした。

 

むしろ、薄毛であることが羞恥の対象になる日本が不思議なくらい、スペインや欧州の薄毛男性達は薄毛という事実を受け入れ(ている様に見え)、そして人によってはそれを活かしたファッションをしているのです。薄毛がお笑いのネタになるのはひょっとしたら日本やアジアだけの現象かも知れません。

 

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それでは何故、スペインではオシャレな薄毛男性が多いのか?

それは間違いなく、割合的に薄毛の男性がそうではない男性と変わらないくらい存在することで、薄毛であることが、鼻の高い・低い、耳の形の違い程度にしか感じさせない「環境」があること、また、そういう環境の中では絶対的に薄毛男性が存在することから、確率的にカッコ良い薄毛男性が出現するので、そのイケてる薄毛男性を真似しようとする男性も現れる、そういう「サイクル」が回り続けているのだと考えます。

 

私がお茶をしていた時に傍に下記のような薄毛男性が座っていました。斜め後ろからのショットなので分かりにくいかもしれませんが、紺ベースのジャケットに合わせているのが、サックスブルーのストールだけではなく、ブルーの眼鏡の弦にも合わせているのが何とも憎いコーディネートだなと感じました。眼鏡のフレームの色にまでこだわっている男性は薄毛がどうかに関わらず日本では少ないと思いませんか?

 

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紺ベースのジャケットに合わせているのが、サックスブルーのストールだけではなく、ブルーの眼鏡の弦にも合わせているのが何とも憎いコーディネート

また、薄毛男性の中にはあごヒゲのみならず、頬ヒゲも伸ばしている人達も多かったと感じました。日本人の中で頬ひげを伸ばしている方は非常に少ないですが、実際薄毛男性が伸ばしてみるとどうなるかを検証してみる価値はあるかもしれません。

 

そしてもう一つ、日本の薄毛男性には少ないスタイルではあるものの、ヘアスタイルで特徴を出しにくい薄毛男性の参考になると思ったのは、刈り上げた部分に「ライン」を模様の様に入れている現地薄毛男性達を一定数見かけたことです。これも是非、日本のバーバーでも積極的に提案して頂けると面白いのではないかと思います。

 

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今回の訪問で気付いたことは、どうもオランダやドイツの薄毛男性は日本同様に可能な限り残り少ない髪を残そうとする傾向があるのに対し、スペインの薄毛男性はむしろ刈り上げて坊主頭になっている傾向があるように感じました。

 

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これは恐らくですが、オランダやドイツでは冬の寒さが厳しいため、なるべく髪を残すことで防寒対策を無意識のうちにしているのに対し、スペインでは冬場でも寒さがそれほどでもないことからこの差が生まれているのではないかと考えています。

 

今回の滞在では、同じ薄毛であってもこれほどまでに「環境」が異なることで、異なる薄毛文化、薄毛空気感が生まれることに面白さを感じました。また、改めて日本にも是非、カッコよい薄毛男性=カルヴォ(calvo)が再生産し続ける文化を創りたいと感じました^^