くるぶし出し男子はアリorナシか?
今日は今朝(17年7月20日)のYahoo!ニュースに出ていた記事について書いてみようと思います。内容としてはこんな感じです(冒頭のみ抜粋しました)。
「クールビズ」が提唱されてから今年で13年目。すでにノーネクタイ、ノージャケットが当たり前となり、業種や企業によってはチノパンやポロシャツ、スニーカーなども徐々に職場に浸透しつつある。そんな中で、最近のトレンドとして注目されているのがくるぶしを出した男性の涼しげな着こなし。暑い夏の服装のおしゃれな着崩しとしてジワリと広がっている。
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涼しさはまず足元から――。毎週金曜日朝。東京・北青山の伊藤忠商事本社にはデニムやポロシャツなどラフな服装をした社員が続々と出社する。同社は岡藤正広社長の号令で6月16日から毎週金曜日を「脱スーツ・デー」と宣言し、社内の服装コードを大幅に緩和した。男性の着こなしで目立つのは颯爽(さっそう)とした「くるぶし出し」スタイルだ。
個人的には失礼のない範囲であれば良いのではないかと思いますが、まぁ、読者の方々のコメントがひどいですね。(苦笑)
・モデルが着るならいいかもだけど、一般人だとダサいね。写真の人たちゴメンね。
・かっこ悪い。つんつるてんなの?って思う。あと足の短い日本人は似合わない。外国の方だからこそ似合うスタイル
・皆そろってていうところがダサい。伊藤忠の男ダサい。
・職種はかなり限られそう。デニムは暑いから、夏には向かないと思うし。
脚の短いのは外国人にもいるわけでして、外国人だから似合う、日本人だから似合わないという訳でもないだろうとも思うのですが、かなりネガティブな意見が多そうです^^;
まぁ、環境省の提唱で05年から始まった「クールビズ」も当初はめちゃくちゃ不評だったと記憶していますが、結局定着すればそれが当たり前に感じてしまうのが日本人ですので、そのうちくるぶし出している男性を見慣れてしまうのではないかと思わなくもないです。それ以前に、温暖化が進み夏場の気温が今以上になると、いわゆるビジネススタイルの恰好をすることが難しくなってくるのではないかとも考えます。
それにしてもなぜ伊藤忠の皆さんのスタイルがボロカスに言われている理由を考えてみたいと思います。
理由①:
まず、揃いも揃ってデニムを履いているのがNGな理由でしょう。クールビズの一環と言いながら、わざわざそれと逆行する、汗だくになるデニムを履いているところが意味不明ということなのでしょう。
理由②:
脚が短い、あるいは短く見えるようなコーディネートとなっているのも理由かなと思います。
解決策のヒント:
で、これらの理由に対しての解決にヒントなるのが「ゲシュタルト群化」になるのではないかと考えます。これは、似たものがまとまって見える錯視です。離れて並んでいても、色や形、明るさが似たものはつながって見えます。
下図の黒白のオセロの様に並んでいる模様ですが、縦と横に均等距離で黒丸・白丸が並んでいます。しかし、黒白と交互に横並びなった「行」よりも、黒丸だけ、白丸だけで並んだ「列」の方が繋がっているように見えませんでしょうか?
次に下の写真は惜しまれて引退した元フィギュアスケート選手の浅田真央さんの現役時代の写真です。太ももから続くベージュのタイツがシューズにまでかかっているのが分かります。このことによって、脚の見え方がシューズで途切れず、脚とシューズが一体化して見せることが出来るようになっています。つまり、脚を長く見せることが出来るという訳です。
では、くるぶしを見せつつ、脚を長く見せるにはどうすれば良いか?
それにはベージュの細身パンツに加え、ベージュ、無ければ薄ブラウンのローファーの組み合わせであれば、青(デニム)+肌色(くるぶし)+黒(革靴)のようにぶつ切りにならず、連続性のある&一体感のある脚に「魅せる」ことが出来るのではないかと思います。
これでも脚が短い、似合わないということで言われるようであれば、おとなしく従来のスーツスタイルにしといた方が良いかもしれません笑^^;