ハゲ・薄毛を「魅せる」社長の日記

美薄毛研究家・劣等感マーケターの松本圭司が日々感じたこと、考えたことを不定期に発信中!

発信することの重要性について

毎日の更新は出来ていませんが、不定期ながらブログを更新していると、中には「まぐれ」で面白い記事と思って頂けたのか、とある有名雑誌の関係者から思いがけず人づてに連絡頂けるようになってきました。実に有難いことです(^^)

 

私自身、発信することの意味が良く分からないままブログを始めたのですが、その意義というか、意味が何となく分かってきたような気がします。あくまでも数か月、しかも不定期で投稿をしている中で感じたことを今日は書いてみたいと思います。

 

発信することのメリット:

  • 自分が何に興味・関心があるのかについて発信することが出来るので、関心領域について関係がありそうな方から、あるいは関心領域についてご活躍されている方をご存知の方をご紹介頂ける機会が圧倒的に増えます
  • 今までお会いすると想像したことも無い人とのご縁が出来るので、「ご縁がご縁を運んで来てくれる」という状況が生まれます
  • 初めてお会いする人で、しかもあまり時間が取れない場合などは、ブログのURLを予めスケジュール調整の段階でお送りしておけば、「どんなことを生業としているのか?」「何故その事業をやっているのか?」などについては書いてありますので、実際にFace-to-Faceでお会いする際にはいきなり深い議論からスタート出来ます

 

発信することのデメリット:

  • 実はあまりデメリットは感じていませんが、文章を書くのが得意ではない、面倒くさいと思う人にとっては苦痛かもしれません
  • また、自分の主観で投稿する内容もあるので、全ての読んで下さった方々から賛同を得られるとは限らず、俗にいう「炎上」リスクがある点かもしれません。幸い私の場合は、そのようなことは起きたこともありませんので、心配するようなことはこの先になるかもしれません。

 

よくありがちなデメリットとして挙げられるのが、発信することで、競合、あるいは競合になり得る人・企業が発信した情報を元にヒントを得るのではとかいう話があります。

ぶっちゃけ、ヒントを得てパクられるくらいの事業であれば、それは遅かれ早かれパクられる程度のアイディアだと思った方が良いのではないかと思います。

私はむしろ、発信することを通じて、あるいはメディアに露出することで、協力者や賛同者が増えることによるメリットの方が遥かに大きいと感じます。

とは言うものの、大概の人には発信するモノ・コトが無い(私もそうでしたが)、あるいはあったとしても会社組織に属しているため、発信することが機密漏洩に繋がるので発信出来ないという人は多いのではないでしょうか?

そうなると、発信するとしてもせいぜい自分の趣味とかがテーマになってくると思います。ですが、趣味についての人脈・コネクションを拡げたいならともかく、そうでは無いのであれば本業には活かせないので、あまり意味が無いような気もします。

少し話が飛躍するかもしれません。

実は大企業、大組織から驚くようなイノベーションやアイディアが出てこないのは、その企業・組織に属するメンバーはあえて外との人脈を形成しなくとも、「食っていける」に他ならないからだと考えています。つまり、わざわざ発信する必要性が無いとも言えます。

ですが、発信することで新たな気づきや発想に繋がる出会いに発展する可能性が格段に高まることは実体験として私が日々感じていることです。また新しい出会いのお蔭で今まで見えなかったことが見える、知らなかったことが知ることが出来るので、この歳でも成長している感覚があるのは有難いことです。ですので、是非実践されることをおススメします(^^) 

なぜ「ポジハゲ」論では不十分なのかについて考えてみた

先日の投稿では、「恥の4象限」を用いて、何故、ハゲ薄毛男性の多くが陥りがちな隠す・増やすでのアプローチが奏功しないのかの説明を試みました。

 

多くのハゲ薄毛男性は「ハゲ薄毛であること」を問題視し、それに対して隠す・増やす対策に勤しみ、また場合によっては志半ばで「散らかす」という結末を迎えることが多いのではないかと考えています。つまり下図で言うと、右下のグレーの象限から右上の水色、ないしは左上の肌色の象限に移ってしまっていると考えられます。

 

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しかし、外野、特に異性である女性側の意見の中には「ハゲ薄毛自体が問題ではなく、ハゲ薄毛を隠す・増やそうとする態度が嫌い。もっと堂々としていたらいいのに」というものを数多く見かけます。

 

実はこのような、堂々としたらいいといった「堂々推奨論」(私が勝手に名付けました笑)や、ポジティブでいればいいんだよといった「ポジティブハゲ論」、略して「ポジハゲ論」というのは昔から存在しています。

 

しかし、「堂々推奨論」や「ポジハゲ論」共に「自分が変であると思う必要は無い」と主張しているに過ぎず、恥の4象限で見ると、ハゲ薄毛男性当事者「のみ」の視点でしか考えられておらず、周囲の人達の見方については一切無視したかなり強引な「論」であると言えます。両論共に乱暴な言い方をすれば「周囲の人達がどう思おうと、堂々と前向きで居りゃいいんだよ」と聞こえなくもないです。

 

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当事者が幾ら堂々としていればいい、あるいはポジティブでいればいいと言われても、周りが「このハゲ!」と一言ぶっ放したら、堂々としているハゲ薄毛男性も秒殺されます。あるいはそこまでのダメージにならなくとも、ある程度ひるむ、もしくは少々怒りを我慢した態度に変わることでしょう。少なくともその場の雰囲気は悪くなっても、良くはならない経験をされたことは読者の中にもおられるのではないでしょうか?

 

それほどまでにこの「ハゲ!」という一言は、キラーワードなのです。

 

しかしながら、それを発言する側が理解出来ていない、これがこの問題の根深さとも言えます。発言する側はそれほどのダメージを与えていないと思っているかもしれませんが、当事者であるハゲ薄毛男性側はどんなに堂々としていたとしても内心は「本当はなりたくてなったわけではない」と思っているからです。「手が打てるならそうしたさ」という声も聞こえてきそうです。

 

ですので、本人の態度だけの修正を求めた「堂々推奨論」や「ポジハゲ論」というのは片手落ちなのは実に明白で、「周りがその当事者のことを変だと思っていない」ことをバーバル(verbal=言葉による)、ノンバーバル(non verbal=非言語的な)なコミュニケーション方法に関わらず、当事者に伝えない限り、あるいはそのような空気が醸成出来ない限り、上図の「恥の4象限」の黄色部、つまり左下の状態=コンプレックスが解消された状態にはならないと考えています。

 

今日も少々小難しい話になりました。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!^^

道端アンジェリカさんの乾癬告白に見る「恥の変化メカニズム」

道端アンジェリカさんの乾癬「告白」について考えてみる

今年5月に、女性ファッションモデルの道端アンジェリカさんが皮膚病である「乾癬(かんせん)」を告白したことがネットでも話題になっていますが、ここでは道端さん自身が乾癬患者であるかどうかよりも、何故、乾癬であることを「告白」しなければいけなかったのかについて考えてみたいと思います。

乾癬「告白」はどういう経緯で起きたのか?

詳細については下記URLを一読頂ければお分かりになる話ですが、要約すると、道端さんはモデルという職業柄、日々の運動は欠かさず、チアシードアサイーのような栄養価の高い「スーパーフード」を積極的に摂り、SNSでも美容と健康の情報を積極的に発信してきた。にもかかわらず、今年5月に「スーパーフードを食べているのに肌が汚い」と指摘するコメントをネット上で見かけたのがきっかけで、病名を公表することに決めたという話です。

乾癬であることを公表・告白してからは、同様に皮膚の病気に悩む人たちから、「この投稿を見て本当に励まされました」といったコメントが続々と寄せられ、道端さんご自身も考え方がポジティブに変わったということです。

news.yahoo.co.jp

ついでですが、実は私自身も、気が付いたら発症していたというレベルですが、肘に乾癬を患っています。色々やってみましたが、まぁー、なかなか簡単には完治しない、一筋縄ではいかない病気であることは少しは理解出来ます。ましてやモデルさんという立場ですと、その悩みたるや相当なものだっただろうと察します。

さて、本題に入っていきたいと思います。

何故、道端さんは乾癬「告白」をしたのか?

それにしても何故、SNS上で道端さんのことを「スーパーフードを食べているのに肌が汚い」と攻撃するコメントが出てきたのでしょうか?それは「モデルのくせに肌が汚い」、即ち「モデルであれば肌は綺麗が当たり前」という価値観の持ち主がいたから他ならないと考えます。周りの人達から見ると「変」に映ったということかもしれません。

そして何故、道端さんはそのコメントに対して自分が乾癬であること「告白」したのでしょうか?「症状が重いときには自身の肌を見るのもつらく、暗がりでシャワーを浴びた日々もあった」というくらいだったとのことですから、自分でも「変」だと分かっていたものの、どうしようもない、ままならないもので病気であることを「告白」することを通じて周囲に理解を求めたかったのだと思われます。ですが、告白することで、思わぬ結果になります。上述の通り、「この投稿を見て本当に励まされました」といったコメントが続々と寄せられ、道端さんご自身も考え方がポジティブに変わったということです。

「思い込み」と「偏見」、そして「恥の変化メカニズム」

ここから、少し専門的な言葉が出てきます。

㈱カルヴォのアドバイザーでもあります、上智大学総合人間科学部心理学科教授の樋口匡貴(まさたか)さんから解説頂きました。

社会心理学では、集団の属性に対する固定的な思い込みを「偏見」と言います。偏見という言葉は「多様性の否定」「画一的に見る」という形で表されます。
似た言葉で「思い込み」というものがありますが、「思い込み」と「偏見」の違いは、「思い込み」そのものには「価値」が含まれていない点です。
言わば「思い込み」の一種が「偏見」とも言うことができ、思い込みの中にも「偏見」もあれば、そうでないものもあります。
心理学では
  1. ステレオタイプ
  2. 偏見
  3. 差別と特定の集団に対しての見方・行動      
で分類しますが、1.は、そういうもんだという価値観、2.は好き・嫌いがある、3.は2.に行動が加わるようになる。例えば、相手に石を投げるとかが該当します。
「恥」というものは基本的に当事者が感じるものですが、芸人が「スベる」とこっちが恥ずかしくなる。そういう場合は「代理羞恥」というケースに該当します。

そして、恥については、当事者と周りの人達の関係で下図の様に象限が分けられるそうです(恥の4象限)。

道端さん自身も元々「乾癬」であることを恥ずかしかった、変だと思っていたはずでしょうが、それに畳みかけるようにSNSで「スーパーフードを摂っているのにも関わらず肌が汚い」と投稿されています。つまり、「自分が変だと思う」、そして「周りも変だと思う」状況にあったと思われます。下図で言うと、右上の象限に該当します。

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それが5月のSNSでの自身の乾癬を「告白」を通じて、乾癬を「変だと思わない」人達による「意外」な励ましによって、道端さん自身も自己肯定され、「変だと思わなくなった」ということで、一気に右上の象限から左下の象限に状況が変化していることが分かるかと思います。

そして、上智大学・樋口先生はこう言います。

恥への対処行動としては大きく2つがあります:

  1. 情動焦点型
  2. 問題焦点型

1.については誰にも会わないとか、ハゲ薄毛であれば「カツラ」をつけるなどの行動を取る。2.についてはその行動(現象)をⒶ周りに変と思わなくさせる、もしくは Ⓑ本人に変と思わなくさせる、のどちらかが必要です。これには、その行動(現象)が一般的であるという認識をさせる長期的な取り組みが必要になるでしょう。そして、恥の情緒反応の対処行動として最もやってはいけないこととして:

当事者が「攻撃」を仕掛けること。つまり逆ギレはNGと仰っています。

もし道端さんが、肌が汚いことを指摘した投稿者に対して「逆ギレ」を起こしていたとすれば、称賛されるようなことは無かったかもしれません。しかし率直に病気であることを告白したことが奏功したのではないかと考えています。

ハゲ薄毛における「恥の変化メカニズム」

次にハゲ薄毛を、この「恥の4象限」で説明したいと思います。

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こうして見てみると、多くのハゲ薄毛男性が隠す・増やすことによって、本来であれば、左下の「自分が変だと思わない&周りは変だと思わない」象限を目指しているつもりが、逆に右上の「自分が変だと思う&周りは変だと思う」もしくは左上の「自分は変だと思わない&周りは変だと思う」の方向に向かってしまっているとが分かります。「隠す・増やす」アプローチで左下の象限に向かう唯一の方法は、自分がつけていることも忘れてしまうくらい、そして周りから『絶対に気付かれない』くらい、隠せているor増やせているケースに限られると思われます。

まとめ

コンプレックスがコンプレックスで無くなる唯一の方法は、「恥の4象限」のうち左下の象限に該当する「自分は変だと思わない&周りは変だと思わない」状況を創り出すことしかありません。

コンプレックスの対処行動の多くは、コンプレックス自体に対して「情動焦点型」アプローチ、即ちコンプレックスを引き起こす問題そのものをどうこうするよりも、目を背けたり、隠すという行動をとりがちです。

しかしながら、情動焦点型アプローチを取る当事者は上手く問題に対処出来ていると思う一方、周囲の人達は「変」と思うことから、当事者と周囲の間に認識ギャップが生まれていると考えられます。

また、周囲の人達はそこまで「変だと思っていない」のにも関わらず、当事者が勝手に「自分は変だと思っている」、社会不安障害と呼ばれるケースもあります。

カルヴォでは、ハゲ薄毛という恥に対して「問題焦点型」でアプローチすることを目指しています。つまり、

  • ハゲ薄毛であることを「周りに変と思わなくさせる」
  • 本人に変と思わなくさせる

どちらも容易ではありませんが、是非挑戦し続けたいと思っています^^

実は薄毛こそ「高サイクル」で散髪に行くべし

前回の投稿では「汗をかくのが決して悪いのではなく、汗をかくことで薄毛が目立つ髪型が悪い」、ついては「可能な限り短髪にすることをおススメします」ということをお伝えしましたが、薄毛が目立たない髪型を維持するために必要な散髪の頻度はどの程度なのかを考えてみたいと思います。

 

下記写真は代表の松本が今年の6月16日に、側頭部0.8ミリ、トップ指1本分でカットして貰った直後の写真です。頭頂部の髪の間に見える地肌の色ムラは少なく見えると思います。 

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次に6月16日から約3週間、20日間が経過した7月6日の頭部の写真が下記になります。頭頂部と側頭部を比べてみると色ムラが現れているのが分かると思います。

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髪の伸びるスピードは1日に0.3ミリとも、1カ月に1㎝とも言われていますので、20日間で指の爪1つ分の長さにも満たない6ミリから7ミリ程度しか伸びていないはずですが、これほど頭部に「濃淡」が現れてくるのです。また髪質にもよると思いますが、髪が自立しにくくなってきます。

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さて、まとめです。

もちろん個人差はあるとは思いますが、概ね薄毛が目立たない髪型を維持するためには、散髪サイクルは「最長3週間」とするのをオススメします。もちろん、髪の長さを短くすればするほど、そのサイクルは短くするのが適切かと思います。

スキンヘッドの方は、人によっては週1回、もしくは毎日剃る方もいらっしゃるようです。

せっかく短髪にして楽な髪型になったのに面倒臭いと思ってはいけません(笑)短髪にしたらしたでマメなメンテナンスを継続することが大事になってきます。

面倒臭いからと、残っている部分の髪を伸ばしたらかえって頭皮が目立つのは前回の投稿でもお伝えした通りです。

calvo-life.hatenablog.com

ということで、カルヴォへの道は決して楽じゃありませんが、慣れれば歯磨きやその他の習慣と同じように感じるようになる、はずです(^^)

薄毛にとって「夏」と「冬」のどちらが過ごしやすいのか?

薄毛にとって「夏」と「冬」のどちらが過ごしやすいのか?

空梅雨で梅雨が去ったのかと、気温が一気に30℃オーバーまで上昇する日があると思いきや、記録的な豪雨が降ったりと不安定な天気が続いていますが、確実に季節は夏本番に向かっているのを感じます。いよいよ、薄毛男性にとってツラい季節がやってきたなと感じる今日この頃です^^;

さて、薄毛男性にとって、寒い「冬」は頭が冷えるという意味では厳しい時期であることには違いないのですが、それよりも「夏」の方が薄毛問題への対処が難しいと感じています。寒さは帽子をかぶれば何とかしのげるという点においては、冬は対応がしやすい季節だと思います。

なぜ「夏」の方が対処が難しいのか

それでは、なぜ「夏」の方が薄毛問題の対処が難しいのかについて考えてみたいと思います。

  1. 外気の気温上昇に伴い、頭皮に汗をかく量・頻度共に増加
  2. スキンヘッド・丸刈り・超短髪な薄毛男性ならともかく、中途半端な長さで頭皮を隠そうとしている薄毛男性の髪は汗によって毛束を生み出し、隠そうするのも虚しく、かえって髪を少なく見せてしまうことになるf:id:calvo_life:20170703171924p:plainf:id:calvo_life:20170703213723p:image

    なぜ、まとまった毛束の中の肌色が目立つのかについてはこれで説明出来ます。上図に白と黒の中心に肌色がありますが、この肌色は2つとも全く同じ色です。白の中心の肌色の方が暗く、黒の中心の肌色の方が明るく見えませんか?明るさの対比によって実際と違う色に見える現象のことを「明度対比」といいます。これは実際の色の変化ではなく、目の錯覚による現象です。つまり髪の毛である黒色に囲まれた肌色は本来の色以上に明るく見えてしまう、即ち地肌が目立ってしまう宿命にある訳です。逆に言うと、明度の近い白髪の中に頭の地肌が透けて見えても、黒髪の中に避ける地肌ほど気にならないのはこの錯覚のせいと言えます

  3. 頭皮に直射日光をもろに受けてしまうことになり、頭皮が灼けやすくなり、頭皮のシミなどの発生に繋がりやすい
  4. 汗を頭皮にかくことによって、特に女性が嫌がる「臭い」の原因となりやすい
  5. 頭皮を隠すために髪を伸ばしている薄毛男性が頭皮の日焼け防止のために帽子をかぶると、頭皮を隠す髪型が崩れるのと同時に、冬場以上に頭皮が蒸れ、汗をかく要因になりやすい

薄毛男性の夏場の対処方法

では、薄毛問題の対処が難しい夏場にはどのような対処方法が適切なのでしょうか?

  1. 基本的には夏場に完全に汗が噴き出すのを止めることは不可能に近いですので、可能な限り短髪にすることをおススメします。
  2. 頭皮からの汗を止めることは難しいため、つまり臭いの原因を断ち切ることは難しいので、乾いたタオルでまめに頭皮の汗を吸い取ることが重要です(頭皮を隠す髪型をされていると、髪型を崩さないように汗を吸い取る必要があるため、かなり面倒な作業になります)。但しこのような商品もあるようなので、トライする価値ありですね^^

    www.gatsby.jp

  3. 頭皮を隠す髪型をしながら、日焼け防止目的で帽子をかぶることは、かえって帽子の中を不衛生にしかねないので、帽子をかぶらないか、短髪にして帽子をかぶり少しでも不衛生な状況を改善することをおススメします
  4. どうしても頭皮を隠す髪型を維持されたい場合は、日傘を差すのもありかと思います。そうした場合、頭皮を隠している薄毛男性も髪型を乱すことなく、紫外線防止の対策が取れます

    trendy.nikkeibp.co.jp

まとめ

日本の様に夏場が異常なまでに高温多湿な気候である以上、汗をかくことや鋭い日差しから逃れることは不可能です。従って、汗と日差しにどう対応するかが大事になります。これまでの通り、日差しを遮ろうとする行為(帽子をかぶる)と、頭皮を衛生的に保つ行為(臭いの原因をそのままにしない)はトレードオフの関係にあり、どちらかを望むとどちらかを諦めないといけないのが現実です。

しかし、「汗をかくのが決して悪いのではなく、汗をかくことで薄毛が目立つ髪型が悪い」とした場合、薄毛を魅せるという手段を取れば、「汗を拭きとりやすい短髪で頭皮を衛生的に保ちつつ、日差しを遮る帽子もかぶれる」という両立が可能になる考えています。

「このハゲー!」音声、垂れ流すテレビ局 放送された回数数えてみた

メンズ専門百貨店で薄毛男性販売員の数を数えはしたものの、さすがに女性国会議員の元秘書へ吐いた「このハゲーーー!」が放映された回数を数えようとは思いませんでしたが、やはり数える人がいるんだなと、びっくりです(笑)😅

 

「このハゲー!」音声、垂れ流すテレビ局 放送された回数数えてみた (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

「ストーリーとしての競争戦略」的にカルヴォはどうなのか?

昨年、私がハゲ薄毛を従来の価値観である、隠す・増やすではなく「魅せる」ことをネタに起業すると話した際には、多くの方がかなりの確率で呆気に取られた様子(笑)であったり、多分正直な反応が出てしまったのだと思いますが、思わず「ウソやろ!」「またまた冗談を~」といったコメントを数多く頂きました。

その後、「なるほど!」「着眼点が面白い!」など、かなりポジティブな反応を頂くのですが、大体、この驚きの反応の後に続くのが、ビジネスの世界に近い方々、普通の主婦の様な方々関わらず、皆さん間髪入れずに「で、それどうやって儲けるの?」っていう至極全うなツッコミでした。皆さん、儲けること、お金についての関心が非常に高いんだなぁ~と思いました(笑)。

私もその質問に対しては、その都度、その時々に考えている範囲での回答はしましたが、大体の方々は腑に落ちない感じでした。

でも、私はきっとそんなもんだろうなと思っていました。それは誰もが当たると分かっていることなら、既に誰かが上手くやっている訳でして、それはまるで当たると分かっている宝くじを買うようなものだとも思いました。一応想定しているものはあっても、それが上手くいくか分からないからこそ挑戦する意味があるのであって、上手くいくと分かりきっていることをやるのは、まるで大人が足し算、引き算をやるようなもので、意味が無いと思っていました。なので、やりながら見えてくることも多々あると考えています。

考えてもみて下さい。

私(現在44歳)より若い世代の人達は覚えていらっしゃるかは分かりませんが、私が高校生の時に伊藤園の「お~いお茶」が初めて発売されたのですが、その時代は「お茶は暖かいもの」「お茶は自宅や会社で飲むもの」というのが「常識」でした。

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また、水も買って飲むなんて一昔前までは考えれない価値観でした。大体中学、高校の部活の終了時間には部員全員でこぞって校庭の水道の蛇口に口をつけるなんてことをしていたのにも関わらず、いつしかミネラルウォーターを1本100円や100数十円で買う方が「常識」になっていったのは周知の事実です。

私はその当時の伊藤園の商品企画担当者や「エビアン」や「ボルヴィック」を日本に輸入した商社の担当者や「六甲のおいしい水」を企画した人がどなたなのかは全く存じ上げませんが、きっと「従来の常識」を変えるまでに大変な苦労をされたのではないかと推察します。しかし、一旦、生活者の「常識」が従来のものから、新しいものに入れ替わると、まるでオセロゲームのように一気に形勢は逆転していきます。ですので、それほどまでに「常識」というものは変わりやすいと思っています。

カルヴォも言わば、従来の常識への挑戦状を叩きつけているようなものです。しかし、この従来の常識を変えることが出来るかは分かりません。しかも、この「ハゲ薄毛」というイシューは人間の感情が複雑に絡む非常にセンシティブな問題です。ですが、この従来の常識をちゃぶ台をひっくり返すかのように変えられたら面白いだろうなと思います。

話が飛びます。

私が尊敬するカルヴォでもある、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授の楠木建さんが2010年に出された「ストーリーとしての競争戦略~優れた戦略の条件」は約500ページものボリュームがあるのにも関わらず、経営書としてベストセラーとなったことを覚えておられる方も多いと思います。

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この本の中の数か所を引用してみたいと思います:

しょせんビジネスなのです。戦争でもあるまいし、戦略は「嫌々考える」ものではありません。まずは自分で心底面白いと思える。思わず周囲の人々に話したくなる。戦略とは本来そういうものであるべきです。自分で面白いと思っていないのであれば、自分以外のさまざまな人々がかかわる組織で実現できるわけがありません。ましてや会社の外にいる顧客が喜ぶわけがありません。

私自身、このカルヴォの話自体、自分でも面白いと思いますし、多分人に話しまくっていると思います(笑)ので、上手い戦略かどうかは別として、ここの部分については当てはまっているのかもしれないと思います。

続いてこんな下りも引用してみたいと思います。但し、重要なところが複数ページに跨って散りばめられているので、<中略>で繋ぎます。

筋の良いストーリーに独自のコンセプトは欠かせません。戦略ストーリーにおけるコンセプトの重要性は幾ら強調しすぎてもし過ぎることがありません。<中略>コンセプトづくりにとって大切なことを三つに集約して指摘したいと思います。第一は、これまでの話と重なりますが、すべてはコンセプトから始まる、ということです。<中略>ユニークなコンセプトの定義は、戦略ストーリーの出だしから、他社との「違い」を約束するものなのです。<中略>他社との明確な違いを定義するコンセプトがなければ、ユニークな戦略ストーリーは生まれません。<中略>誰に嫌われるか」をはっきりさせる、これがコンセプト構想にとっての大切なことの二つ目です。ターゲットを明確にするということは、同時にターゲットでない顧客をはっきりさせるということでもあります。<中略>全員に愛される必要はない。この覚悟がコンセプトを考えるうえでの大原則です。<中略>筋の良いコンセプトを構想するために大切なことの三つ目、多分これが最も大切なことだと思うのですが、それは「コンセプトは人間の本性を捉えるものでなくてはならない」ということです。なんとなく耳ざわりの良い「良いこと」を羅列するだけでは、ユニークなコンセプトにはなりません。人間の本性とは、要するに、人はなぜ喜び、楽しみ、面白がり、嫌がり、悲しみ、怒るのか、何を欲し、何を避け、何を必要とし、何を必要としないか、ということです。

カルヴォのコンセプトはいたってシンプルです。

「ハゲ薄毛」に悩まれている男性に隠す・増やすを超えた第3の選択肢「魅せる」ことを通じて誇り・自信を再獲得して頂く

誰に嫌われるかについては、嫌われるというか、ターゲットに入らないのはハゲ薄毛に悩む必要もない男性の方々です。あるいは「ハゲ薄毛」と聞いて、「は?」と仰るような方々です。

カルヴォがハゲ薄毛というイシューを取り扱うことで、「恥」という深層心理に関わることから、人間の本性を捉えに行こうとしていることは明らかです。

カルヴォがどういう道筋を辿っていくのかについては私も楽しみですし、楽しみにして頂ければと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いします(^^)