ハゲ・薄毛を「魅せる」社長の日記

美薄毛研究家・劣等感マーケターの松本圭司が日々感じたこと、考えたことを不定期に発信中!

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先週の10日(月)にTOKYO MX5時に夢中!」の「追跡ベスト8」で放映されてから結構バタバタが続いていた中、気になったニュースについてコメントしたくなったので、慌ただしい状況は相変わらずなものの、備忘録として書いておこう。

先週か、先々週辺りだったか、金融庁が作成した報告書に記載されている「老後に2,000万円の貯蓄無いとアカン」という記載に対して国会で与野党の攻防が続いている。

そんな頃に、こんな記事をYahoo!ニュースで目にした。

ニュースを抜粋してみよう:

東芝が100%出資する主要子会社にこの春、新しい部署ができた。そこには希望退職に応じなかった社員らが集められ、社内外の多忙な工場や物流倉庫で単純作業を命じられている。東芝は「適切な再配置先が決まるまでの一時的措置」だと説明するが、社員からは「退職を促す追い出し部屋だ」との反発が出ている。

<中略>

若い働き手にまじって作業をしている男性は「不慣れな肉体労働で疲労がたまる。こんな作業を続けていても先が見えない」とこぼす。別の男性は、原発事業の失敗による経営危機を振り返り、「同僚が次々と他社に移るなかでも、自分は残ってがんばってきた。なぜこんな仕打ちをうけるのか」と憤る。

headlines.yahoo.co.jp

この年金で足りない、だから2,000万円は貯蓄が必要だという話も、東芝系の話も、言ってみれば「国単位」の話か、「企業単位」の話かだけの違いであって、文脈としてはそう変わらないだろう。

どちらもヤバいことは分かっていた。前者については、日本の少子高齢化のスピードは半端なく、現役世代が高齢者を支えることは難しくなることは何年も前から、もっと言えば10年、20年単位で分かっていたことだ。後者についても、東芝粉飾決算債務超過が云々でボロボロになっていたことを考えれば、その状況になっても「泥船」から逃げることをせずにしがみついていただけに過ぎない。沈む「泥船」にしがみついて、頑張ってきたとは開いた口が塞がらない。それも先週、先月の話ではない、自分の居場所を変える時間的猶予はあったはずなのだ。

日本の公的年金制度は本質的には崩壊しており、日本企業の終身雇用制度も崩壊している。これを信じるか信じないかはあなた次第ってことで、結局誰も誰の人生の責任を負うことはできない。人生設計は自己責任でやるしかない。

自然科学者のチャールズ・ダーウィンが「進化論」の中で説いて有名にした「適者生存」という言葉を忘れていけないなと改めて思う。

最後に生き残るのは、最も強く賢いものではなく、最も上手く変化に適応したものである。(チャールズ・ダーウィン) 

“It is not the strongest or the most intelligent who will survive but those who can best manage change.”  (Charles Darwin)

スポーツでも何でもそうだが、その時に一番能力がある人間、組織にフィットする人間がレギュラーメンバーに選ばれるのである。

何度も言うが、東芝系社員の最後の言葉は生き残れない人間の言葉だと思う。お金を貰っている以上、常に競争環境に置かれているという自覚が無かった上に、対策を取らなかった「無戦略オヤジ」の末路としか言いようがない。

では、レギュラーメンバーに残れない場合はどうすれば良いか?

市場と自分が得意技に対するニーズを鑑みながら、将来を予測し、あらゆる場面を想定して準備しておくほかはない。

日本を代表する企業、トヨタの豊田社長も「終身雇用は守り切れない」言っているのだ。大企業にいる人間も、いい加減、終身雇用制度は崩壊したことをジブンゴトにした方がいい。

そうしたら如何に自分がスカスカで何の市場価値も無いことに気づくはずだ。

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