ハゲ・薄毛を「魅せる」社長の日記

美薄毛研究家・劣等感マーケターの松本圭司が日々感じたこと、考えたことを不定期に発信中!

個人と組織が面白くなくなるメカニズムについて考えてみました④

今日から改元後初の令和元年のゴールデンウイークも終わり、憂鬱な気分で仕方なく仕事を再開している人も多いと思います。

このテーマでの投稿もただの思いつきで始めて4回目になりましたが、正直、どんな結論になるのか見えてませんが、とりあえずいけるところまでいくこととします(笑) 

何度もお断りしていますが、ここで書いている内容はあくまでも個人の体験・経験に基づいた私見でしかありませんので、その点は予めご了承ください。

で、前回③からの続きです。

よく分からないまま、「損得」や「出来る出来ない」を基準に仕事を選んでいくとどうなるか?ここでいう仕事を選ぶということは、新卒で就職する、中途採用での転職の両方が含まれます。

基本、労働市場における人材の評価は最終的には「おカネ」という形で行われるのが世間一般の合意事項だと思います。『あなたは頑張って成果を出したのでご褒美として「バナナ」をあげます』と勤務先の上司から言われたら、あなたがチンパンジーか無類のバナナ好きでもなければ「こら、ふざけんな!」と文句をいうはずです。っていうか、言わなきゃおかしい。報酬はおカネで支払われることが前提となっている。面白い仕事が出来たでしょ?だからお給料は支払いませんって話にはならない。おカネで報酬は支払われるから、それを使ってモノを買ったり、レストランで美味いご飯が食べられる。もう、新卒でそこそこまとまったおカネが銀行口座に入ってきたら最後、おカネが無いことは考えられないでしょうし、おカネは幾らあっても困らない、なきゃ困る状態になるのにそんなに時間はかかりません。だからこそおカネの無い生活、おカネが足りない生活には二度と戻れないと思うのは普通の神経の持ち主なら誰でも思うはず。

だからこそ、一度、おカネを基準としたループに入るとそこから抜け出すのは相当難しい。なぜなら、「損得=おカネ」であり、おカネが無い状況を想像することが恐怖以外の何物でもない状態になれば、どんなにやりたいことがっても、どんなに上司にボコボコにされたとしてもおカネの引力に引っ張られる人が殆どです。しかもそれが毎月一定の金額が入ってくる状況が存在するとなると、意地でも手放さない。転職(転社?)をしたとしても、結局「損得」、あるいは自分が能力的に「出来る出来ない」を基準としたものとなるのは明らかです。

「おカネ」と「安定」が最強のインセンティブであり、それを手放して「好き」「向いている」ことを選ぶ人間はかなり希少、奇特な部類と言っても過言ではないでしょう。

ここに「本来の個人の欲求・ホンネ」、「個人の実際の行動・思考」、「組織の論理」の3つの立場っていうのか、状況っていうのか(何ていうのかが分かりませんが)を「選択の判断基準」、「するしない/撤退基準」、「測定単位」、「成果を出すのに求められる期間」の4つの切り口で分析(ってほどのもんじゃないですが^^;)してみてみました。

f:id:calvo_life:20190506224319p:plain

作成元:株式会社カルヴォ 松本圭司

ですが、今日は長くなったので、このチャートの説明は今度にします。