ハゲ・薄毛を「魅せる」社長の日記

美薄毛研究家・劣等感マーケターの松本圭司が日々感じたこと、考えたことを不定期に発信中!

個人と組織が面白くなくなるメカニズムについて考えてみました⑥

少し間が空きましたが、このテーマでの6回目。

前回の⑤では、どう考えても「本来の個人の欲求・ホンネ」と「組織の論理」は不整合を起こすよう出来ているようにしか思えない。しかも、偶然かどうかは分かりませんが、10代から損得・出来る出来ないという価値軸・基準軸で教育を受けてきている我々は知らず知らずのうちに個人としての欲求を抑制されたまま大人になり、組織に同化することを余儀なくされるような仕組みに組み込まれているようだ、ってことを書きました。

ここにテレビコマーシャルで頻繁に目にするインディード者(indeed社)による2016年の調査を貼り付けときます。2016年の調査ですが、衝撃的なことに、日本は数多くある国・地域の中で世界で最も仕事で幸福度を感じられない(unhappiness)国という結果が出ています。2位以下は、ドイツ、南アフリカ、フランスと続きます。

 

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なぜ日本は仕事での幸福度を感じられない国なのか?
これを考えているうちに、次にどうすれば個人と組織の間に渦巻く「不整合」を無くす、あるいは仮に無くすのが難しいとしても極小化させることが出来るのかについて考えてみたくなりました。

多分、アプローチとしては個人と組織のどちらかが歩み寄るか、あるいはどちらともに歩み寄るってことが必要な気がします。

個人が構成員(=従業員)に歩み寄っている最近の動きの中で目にするキーワードはやはり、「ダイバーシティ経営」とか「働き方改革」。

ダイバーシティ社会という、個人がこれまでになく尊重されやすくなった時代に、組織側が在宅勤務を認めたり、働きやすさの柔軟性を確保できるように制度や仕組みを変更したり、構築していますが、果たして、そんな制度・仕組みや労働時間を変えたところで「幸福度」は上がるのだろうか?解決になるんだろうかって思います。

こんな組織側からのアプローチだけではなく、個人側に立ったアプローチも必要だろうと思います。なきゃいかんだろうと。

で、個人がまずやるべきことは「働き方改革」ではなく、「働き甲斐改革」なんじゃないかなーと。
政府や組織主導でやるものではなく、一人一人が何を人生の中心に持ってくるか、何を生き甲斐にするかってことが先にあるべきだと思う。それ無しに働き方を改革したところで仕事の幸福度やQOL(Quality of Life=生活の質)の向上は望むべくもないと思うんですよね。組織や政府云々の前に自分に向き合うのが先でしょっていうのがここで言いたいこと。

次回はいよいよ、テーマ名の「個人と組織が面白くなくなるメカニズム」について書いてみよう、書けそうだったら(笑)