なぜ理容店の評価システムは無いのか?あるいはあったしても機能しにくいのか?

今日はカルヴォのコンセプトに共感下さったということでご連絡頂いた、大阪・都島の理容室「クェスチョン」の渡邉啓二さんという理容師にお会いしました。

渡邉さん自身、お会いしたら美容師かと思う佇まいと、物腰の柔らかさを感じ、また店内も美容室のように広く、男性専用理容室には珍しい、花も生けられているのが印象的でした。

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お一人でされているとのことで「完全予約制」のお店ですが、初めて来店されるお客さんには、どんな見せ方をしたいのかなど、カウンセリングの時間をしっかり取られるとのことなので2時間ほどかかることを事前にお伝えしているとのこと。そこまでしっかり顧客と対話される理容師がおられることに驚きました。

薄毛の男性達にもっとカッコよくなって貰いたい、渡邉さんの熱い想いがヒシヒシと伝わってきました。お客様も中小企業経営者、企業の管理職クラスなど「見られること」を意識されている方が殆どとのことで、納得です(^^)

さて、それにしてもこれほどまでに顧客に向き合っておられる渡邊さんに、渡邊さん自身が私にアプローチされるまで私はお知り合いになることが出来なかったのでしょうか?

その理由として考えられるのが、タイトルにあります「なぜ理容店の評価システムは無いのか?あるいはあったしても機能しにくいのか?」という話になります。

例えばラーメン屋さんですと、1人のお客さんが幾つものラーメン店をはしごして味見してそれを「食べログ」やその他ラーメン専門サイトに食べた感想や味の評価を点数などで行い、他のラーメン愛好家もそれを読んで来店するという仕組みがあります。

対して、理容店の場合、仮に腕の良い理容師さんがいたとしても、そもそも殆どの男性顧客は薄毛かそうじゃないかに関わらず、引っ越しでもしない限り、また通っている理容店が特別嫌になる理由が生まれない限り、1つのお店にカットに通い続けることが多いのではないでしょうか?

つまり物理的にはいつでも別の理容店に通うことは可能ですが、心理的に別のお店に行くことを妨げるものがある、それは居心地だったり、その都度どんな髪型にして欲しいなどのリクエストを理容師に伝えるのが面倒くさいなど、心理的スイッチングコスト」が存在することがラーメン屋に通うお客さんとの違いと言えるかもしれません。

つまり、ラーメン屋と違い、圧倒的に通える、通う理容店の数が少ないので「相対評価」ではなく「絶対評価」しか出来ない。なので、仮に理容室の評価システムがあったとしてもかなりそのユーザー毎の主観が入る余地を作ってしまうと言えます。

確かに「エキテン」のようなサイトもありますが、果たしてこれを日常的に使っている男性のお客さんはどのくらいいるのでしょうか?

www.ekiten.jp

渡邊さんのように志、想い、また技術もある理容師さんに出会えるのとそうではないのでは違いがあるはずです。しかしながらそれも理容師の腕を相対比較出来る仕組みが無い、それが店の外観からでは分からない。

なので、いかにそれぞれの理容店や理容師の「違い」「価値」を「見える化」し、伝えることが出来るかどうかが今の理容業界の課題なのではないかと渡邉さんとお会いして感じました。

今日の良い出会いに感謝です^^