髪の「コト消費」
カツラメーカーの新定額制サービスが発表になりましたが、記事にもある通り『消費者に広がってきた「薄毛は個性」との意識の変化』という下りを読むと明らかに「髪」に関わる環境認識は変わってきたのだなと思います。
明らかに時代の潮目が変わってきたなと感じますね(^^)
アデランス北米グループ・ヘアクラブ社の技術を応用した新増毛ヘアシステム 「自由な髪」がテーマの『フリーダム』誕生|株式会社アデランスのプレスリリース
Eテレ「ろんぶ~ん」:トレンディエンジェルがハゲの論文を紹介
昨晩(3月29日)23時からNHKのEテレ「ろんぶ~ん」では、「ハゲ」をテーマに古今東西の論文を紹介していました。
番組を視聴していると、社会学の見地で論文『外見と<人格のテスト>ー「ハゲ」についてのジェンダー論的考察』を書かれた昭和大学准教授の須長史生先生が登場されていました!
実は、1999年にこの論文に基づいて書かれた「ハゲを生きる」(勁草書房)を私、松本は2012年に読み、是非ハゲをカッコよくすることを社会学的にどうなのかについて知りたいと思い、先生にインタビューをさせて頂いたことがあります。
ハゲを生きる―外見と男らしさの社会学 | 須長 史生 |本 | 通販 | Amazon
同著を読んだこと、そして先生にインタビューさせて頂いたことがきっかけとなり、カルヴォ事業を立ち上げたのは間違いありません。
そして、その当時はこの通り、まだ隠すことに腐心していた頃だったのです。
ハゲと向き合うウェブマガジン「ハゲルヤ」に掲載頂きました!
ハゲと向き合うウェブマガジン「ハゲルヤ」さんに大きく取り上げて頂きました。良く書いて頂いて感謝感謝です^^
それにしても「👍いいね!」の数が800を超えているのが、信じられません(@_@)
プレッシャーを感じながらも(^^;)、良いサービスに出来るように練り上げ+ブラッシュアップをしていきたいと思います。
日本人のハゲ男性がイケていない理由
日本でどうしようもなく相手をけなしてしまう際に使われる常套句である「ハゲ・デブ・チビ」ですが、恐らくどうしてもそのように他人をけなす常套句としてイメージされやすい過去の経緯があったのだと思います。
今は少数派になってきてはいますが、ひと昔までは、クシで髪を頭皮に張り付ける、いわゆる「バーコードハゲ」のヘアスタイルをしているオジサン達は結構な割合で存在していたと記憶しています。また、ステレオタイプのハゲ薄毛男性は、細身で弱々しく、背筋もどちらかと言えば猫背であったため、元々さほど良かったとは言えないハゲ薄毛のイメージを更に悪くしてしまったのだと私は考えています。
また、イケてない理由の一つとして、特にサラリーマンのハゲ薄毛男性に言えることだと思いますが、ハゲ薄毛状態に「なる以前」と「なった以降」に着用しているスーツやカジュアルウェアのスタイルが変わっていない可能性が高いと思われます。
恐らく多くのハゲ薄毛男性は社会人になった頃は、髪問題に悩まされることも無く、仕事着であるスーツは、就職活動時に購入した定番の紺色のリクルートスーツを基本に追加する形で、当時周りにいた先輩社員の服装を見様見真似で買い揃えていった方が多いのではないでしょうか。
またカジュアルウェアについては、学生時代に保有していた服をそのまま社会人になってもそのまま着用し、やがて古くなり使えなくなったところで、恋人や服のお店の店員に言われるがままに新規に購入するか、ファーストファッションのブランドで店頭に並んでいるものを適当に選び入手するケースが殆どではないかと想像します。
当然ですが、ハゲ薄毛が気になる年齢は仕事も新人の頃とは異なり、任される機会も量も増え、ストレスもかかることが多くなってくると思います。また、結婚や出産など様々なライフイベントも重なってきて、金銭的にも自分で全てを使えるという状況ではなかなかないかもしれません。
まさに、ハゲ薄毛の仲間入りを自覚する頃は、自分のことを考える余裕さえも奪う時期に当てはまるような気がします。そうなると、ハゲ薄毛が進行しつつある中で、スーツやカジュアルウェアの何が自分に似合うのかを考えることは、やがて面倒なことになってきます。実はそれが、頭髪の状態と着用している服・テイストがズレてくる原因なのではないかとみています。