試しにカルヴォTシャツ作ってみました笑

以前より、作ったらどんな感じになるか試してみたかったのでユニクロのオーダーシステムで頼んでみたところ、色は思っていたのとちと違いましたが、街でも着れそうなものが送り届けられてました。

こんなの欲しいって言う人いるんかなー?笑(^^;)

もちろん、イタリアやスペインで着ると笑われるかもしれません笑

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外見にお金を使うことは「投資・消費・浪費」のどれなのか?

 先日「くるぶし出し男子」スタイルの大手商社・伊藤忠商事の若手男性達について投稿をしましたが、今から 2か月ほど前にこの伊藤忠商事の岡藤社長の「ニッポンのビジネスマン、なんで服に関心ないんやろ?」ということでインタビュー記事があったので、それについて考えてみました。

 まさか日本のビジネスマン全員が服に関心が無い訳ではないと思いますが、幾つかの理由は推測することは可能かと思います。私が考えている理由を下記に記します:

理由①:世帯消費の中での優先順位が低過ぎる

 岡藤社長もインタビューで

なんで服装に関心持たないんやろうなあ。余裕がないんやろか

とコメントされていますが、 例えば夫の配偶者である妻が財布を握っている場合、夫をオシャレにするということを「投資」と考えず、むしろ単なる「消費」程度にしか思っていない場合(最悪の場合「浪費」)、世帯全体としてリターンは無いと捉え、夫をオシャレにするよりも、子供の塾に通わせる教育費の方がリターンのある「投資」と考えるのであれば、日本人ビジネスマンがオシャレでなくとも何ら不思議は無いと考えられます。

 また、仮に世帯消費の財布を夫が握っていた場合でも、趣味や社内外の付き合いにお金が回ってしまっているのであれば、優先順位は自ずと低いものになるでしょう。

理由②:「もったいない」文化による新規購入の抑制 

 特に服がヘタっておらず、着用する分にはまだまだ十分機能を果たしている場合、トレンドが云々よりも、ここぞとばかりに日本が世界に誇る「MOTTAINAI」マインド効果により、もはや殆ど絶滅危惧種である「ダブルタック」のパンツなんて堂々と履けてしまうことが考えられます。

 

 ですが、私の経験上、この「ダブルタック」のパンツを履いている方達はそもそもファッションというアンテナやセンサーが無い場合が多く、「もったいない」以前に、そもそも自分のファッションが「ダサい」ことさえ気づいていないことが多いです。

 ヘタをすれば、上下スーツスタイルで革靴であるのにも関わらず、白靴下を履くのもおかしいと思っている人達もいます。ひょっとしたら、世代的にはマイケル・ジャクソンのファッションに憧れていて、何とも思っていないとかなのかもしれません(笑)

<投稿後に指摘して頂いた内容を反映します>
 ブログの読者の方からこんな指摘を頂きました:

ここ数年は、パンツのシルエットが、全体的に細身⇒わたり幅はゆとりがあってプリーツ(タック)入り(但し、膝から裾にかけは細め)、という変化が起きつつあって、ショップ等でもプリーツ入りのパンツを置く数が増えてきているように思います。

ameblo.jp

ビームスのクリエイティブディレクターの中村達也氏のブログですが、その辺りの流れが書いてあります。

私もファッション専用のインスタのアカウントを持っているのですが、
インスタで繋がっている、ある程度流行に敏感なファッション好きな人は、1プリーツや2プリーツのパンツを積極的に履かれている印象があります。 

 ということで、トレンドは毎年微妙に動いていっているので、アンテナを立てて置かないと、いけないということですね。読者の方に大事な指摘をして頂き、感謝感謝です。

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理由③:オシャレで他の人々と差をつけることが良しとされなかった文化・業界で育ってきた

 入社以来、会社での評価が「職務遂行能力の程度=仕事の出来る出来ない」だけで評価されてきたため、自分のファッションを初めとした外見で上司・先輩に目を付けられることで面倒な摩擦を起こしたくないという心理も働いているかもしれません。

 また、業界的に、あるいは社内風土としてオシャレな上司・先輩・同僚が生息していないことも考えられます。

まとめ

 ダサいよりも、オシャレであった方が良いことはオシャレに投資をしないビジネスマンもその配偶者も多少は認識していると思いますが、それなのに何故オシャレへの投資が行われないのか?

 それは日本のビジネス社会においてオシャレであったとしても、それは個人の趣味趣向の話であり、言わば「肉が好きか」「魚が好きか」、あるいは「リンゴが好きか」「バナナが好きか」程度の違いとしか認識されていないからだと思われます。

 伊藤忠の岡藤社長の「ニッポンのビジネスマン、なんで服に関心ないんやろ?」という疑問に対して回答は「オシャレであることで、どれだけの費用対効果があるかが定量的に説明出来るものが無いからです」ということになります。

 他の見方で考えてみたいと思います。

 例えば、英語によるコミュニケーション能力の一つの尺度となっているTOEICの点数が組織内での昇進・昇格の要件になっていれば、点数アップのためにビジネスマンは努力するでしょうし、特定の分野の技術・スキルを証明することが就職・転職の要件になるのであれば、自分のプライドをかけて頑張ることもあるかと思います。いずれにしても、ここで行われる努力は自分の能力・技術・スキルを証明することで「収入が上がるかもしれない」という期待値があるからに他ならないと考えられます。

 仮に岡藤社長が一流商社である伊藤忠商事の社長というポストに上り詰めた要素をご自分の「仕事のデキ具合」と「オシャレ具合」を分けられるのであれば、説得力を持たせることは出来るかもしれません。 

 以前の投稿でもご紹介した下記プレジデントオンラインでも、外見次第で生涯年収に大きく影響が生まれることが分かっていますが、現時点では外見の重要性が分かっている人は分かっている、分かっていない人は本当に分かっていないか、見て見ぬふりをしているというのが正直なところではないかと思います。

president.jp

 お金の使い方が「投資」「消費」「浪費」であるならば、現時点での多くのビジネスマンにとっては「消費」「浪費」くらいにしか思っていないか、「投資」する余裕が無いかのいずれかだと思います。

 従って、岡藤社長の言う「ニッポンのビジネスマンに服に関心を持たせる」には、現実的かどうかは置いておいて軽くこんな提言をしてみたいと思います:

  1. 人事評価制度に「オシャレ度」の360度評価の仕組みを入れる
  2. 1.によって反映された評価結果により、総収入にインパクトを設ける
  3. オシャレの仕方が分からない社員にノウハウが学べる場を提供する
  4. 夫の外見が家計に大いに影響があることを妻に知らしめるセミナーの開催
  5. トップマネジメントのファッションがダサい会社は全社的に世の中のトレンドに疎いケースが多いと感じるため、トップからの意識改革を実施

 本日も読んで頂き、誠にありがとうございました!^^

くるぶし出し男子はアリorナシか?

今日は今朝(17年7月20日)のYahoo!ニュースに出ていた記事について書いてみようと思います。内容としてはこんな感じです(冒頭のみ抜粋しました)。

クールビズ」が提唱されてから今年で13年目。すでにノーネクタイ、ノージャケットが当たり前となり、業種や企業によってはチノパンやポロシャツ、スニーカーなども徐々に職場に浸透しつつある。そんな中で、最近のトレンドとして注目されているのがくるぶしを出した男性の涼しげな着こなし。暑い夏の服装のおしゃれな着崩しとしてジワリと広がっている。
 ◇   ◇   ◇
 涼しさはまず足元から――。毎週金曜日朝。東京・北青山伊藤忠商事本社にはデニムやポロシャツなどラフな服装をした社員が続々と出社する。同社は岡藤正広社長の号令で6月16日から毎週金曜日を「脱スーツ・デー」と宣言し、社内の服装コードを大幅に緩和した。男性の着こなしで目立つのは颯爽(さっそう)とした「くるぶし出し」スタイルだ。

個人的には失礼のない範囲であれば良いのではないかと思いますが、まぁ、読者の方々のコメントがひどいですね。(苦笑)

・モデルが着るならいいかもだけど、一般人だとダサいね。写真の人たちゴメンね。

・かっこ悪い。つんつるてんなの?って思う。あと足の短い日本人は似合わない。外国の方だからこそ似合うスタイル 

・皆そろってていうところがダサい。伊藤忠の男ダサい。

・職種はかなり限られそう。デニムは暑いから、夏には向かないと思うし。

脚の短いのは外国人にもいるわけでして、外国人だから似合う、日本人だから似合わないという訳でもないだろうとも思うのですが、かなりネガティブな意見が多そうです^^;

まぁ、環境省の提唱で05年から始まった「クールビズ」も当初はめちゃくちゃ不評だったと記憶していますが、結局定着すればそれが当たり前に感じてしまうのが日本人ですので、そのうちくるぶし出している男性を見慣れてしまうのではないかと思わなくもないです。それ以前に、温暖化が進み夏場の気温が今以上になると、いわゆるビジネススタイルの恰好をすることが難しくなってくるのではないかとも考えます。

それにしてもなぜ伊藤忠の皆さんのスタイルがボロカスに言われている理由を考えてみたいと思います。

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理由①:

まず、揃いも揃ってデニムを履いているのがNGな理由でしょう。クールビズの一環と言いながら、わざわざそれと逆行する、汗だくになるデニムを履いているところが意味不明ということなのでしょう。

理由②:

脚が短い、あるいは短く見えるようなコーディネートとなっているのも理由かなと思います。

解決策のヒント:

で、これらの理由に対しての解決にヒントなるのがゲシュタルト群化」になるのではないかと考えます。これは、似たものがまとまって見える錯視です。離れて並んでいても、色や形、明るさが似たものはつながって見えます。

下図の黒白のオセロの様に並んでいる模様ですが、縦と横に均等距離で黒丸・白丸が並んでいます。しかし、黒白と交互に横並びなった「行」よりも、黒丸だけ、白丸だけで並んだ「列」の方が繋がっているように見えませんでしょうか?

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次に下の写真は惜しまれて引退した元フィギュアスケート選手の浅田真央さんの現役時代の写真です。太ももから続くベージュのタイツがシューズにまでかかっているのが分かります。このことによって、脚の見え方がシューズで途切れず、脚とシューズが一体化して見せることが出来るようになっています。つまり、脚を長く見せることが出来るという訳です。

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では、くるぶしを見せつつ、脚を長く見せるにはどうすれば良いか?

それにはベージュの細身パンツに加え、ベージュ、無ければ薄ブラウンのローファーの組み合わせであれば、青(デニム)+肌色(くるぶし)+黒(革靴)のようにぶつ切りにならず、連続性のある&一体感のある脚に「魅せる」ことが出来るのではないかと思います。

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これでも脚が短い、似合わないということで言われるようであれば、おとなしく従来のスーツスタイルにしといた方が良いかもしれません笑^^;

今、話題の松居一代さんが段ボールに貼付した送付状の品名「カツラ」

「このハゲ~~~!!」で大騒動になった女性代議士のあとは、連日この松居一代さんの話で持ちきりになってますね。

今朝のニュースでは、7年前に中身は違うのにも関わらず、「カツラ」と送付状に書き、大量の段ボールを夫である船越英一郎さんの宿泊していたホテルに送り付けていたことが報道されていました。

松居一代(60)と船越英一郎(56)の泥沼離婚騒動で、松居が船越の不倫を疑って、自宅にある船越の私物を船越の仕事の滞在先に段ボール箱で大量に送りつける騒動を起こしていたことが17日、分かった。

 7年前の2010年、松居が別居の端緒になったと主張している、劇作家の大宮エリーさん(41)からの手紙を見つけた後のこと。関係者によると、手紙を読んで一方的に夫が裏切ったと疑念を持った松居は、船越が撮影で宿泊していた京都のホテルに段ボールを何箱も送ったという。中に入れたのは、船越が自宅に置いていた私物の本やDVDなど。それを部屋の棚から次々と段ボールに移し替えて詰め込んだ。

 そして中身は違うのにもかかわらず、段ボールの送付状の品名にはすべて「カツラ」と書かれていたという。船越は大量の段ボールが届いたことで困惑し、仕事先でもあったため恥ずかしい思いもしたようだ。

ぶっちゃけ、私、この人の尋常でない行動について報道が過熱してきた先週末くらいから、この「カツラ」ネタ、もしくは「ハゲ」ネタで何かしでかすか、過去にしでかしていたニュースが出てくるのではないかと予想していたのですが、「やっぱり出たか」と思った次第です。

うーん、女性に限った話ではないと思いますが、怒るのは勝手ですが、どうして相手を口撃する時に外見に絡めて侮辱するという手段を取るのかなぁーと思います。口撃した際に「しまった」とか思わないんでしょうかね。

男性が女性に対して怒りを露わにする際に「このブタ~~~!」なんて外見を切り口に口撃しているのを見たことは久しくありませんが、その逆はしょっちゅうですね。

本当にもういい加減にして欲しいですねー。

headlines.yahoo.co.jp

発信することの重要性について

毎日の更新は出来ていませんが、不定期ながらブログを更新していると、中には「まぐれ」で面白い記事と思って頂けたのか、とある有名雑誌の関係者から思いがけず人づてに連絡頂けるようになってきました。実に有難いことです(^^)

 

私自身、発信することの意味が良く分からないままブログを始めたのですが、その意義というか、意味が何となく分かってきたような気がします。あくまでも数か月、しかも不定期で投稿をしている中で感じたことを今日は書いてみたいと思います。

 

発信することのメリット:

  • 自分が何に興味・関心があるのかについて発信することが出来るので、関心領域について関係がありそうな方から、あるいは関心領域についてご活躍されている方をご存知の方をご紹介頂ける機会が圧倒的に増えます
  • 今までお会いすると想像したことも無い人とのご縁が出来るので、「ご縁がご縁を運んで来てくれる」という状況が生まれます
  • 初めてお会いする人で、しかもあまり時間が取れない場合などは、ブログのURLを予めスケジュール調整の段階でお送りしておけば、「どんなことを生業としているのか?」「何故その事業をやっているのか?」などについては書いてありますので、実際にFace-to-Faceでお会いする際にはいきなり深い議論からスタート出来ます

 

発信することのデメリット:

  • 実はあまりデメリットは感じていませんが、文章を書くのが得意ではない、面倒くさいと思う人にとっては苦痛かもしれません
  • また、自分の主観で投稿する内容もあるので、全ての読んで下さった方々から賛同を得られるとは限らず、俗にいう「炎上」リスクがある点かもしれません。幸い私の場合は、そのようなことは起きたこともありませんので、心配するようなことはこの先になるかもしれません。

 

よくありがちなデメリットとして挙げられるのが、発信することで、競合、あるいは競合になり得る人・企業が発信した情報を元にヒントを得るのではとかいう話があります。

ぶっちゃけ、ヒントを得てパクられるくらいの事業であれば、それは遅かれ早かれパクられる程度のアイディアだと思った方が良いのではないかと思います。

私はむしろ、発信することを通じて、あるいはメディアに露出することで、協力者や賛同者が増えることによるメリットの方が遥かに大きいと感じます。

とは言うものの、大概の人には発信するモノ・コトが無い(私もそうでしたが)、あるいはあったとしても会社組織に属しているため、発信することが機密漏洩に繋がるので発信出来ないという人は多いのではないでしょうか?

そうなると、発信するとしてもせいぜい自分の趣味とかがテーマになってくると思います。ですが、趣味についての人脈・コネクションを拡げたいならともかく、そうでは無いのであれば本業には活かせないので、あまり意味が無いような気もします。

少し話が飛躍するかもしれません。

実は大企業、大組織から驚くようなイノベーションやアイディアが出てこないのは、その企業・組織に属するメンバーはあえて外との人脈を形成しなくとも、「食っていける」に他ならないからだと考えています。つまり、わざわざ発信する必要性が無いとも言えます。

ですが、発信することで新たな気づきや発想に繋がる出会いに発展する可能性が格段に高まることは実体験として私が日々感じていることです。また新しい出会いのお蔭で今まで見えなかったことが見える、知らなかったことが知ることが出来るので、この歳でも成長している感覚があるのは有難いことです。ですので、是非実践されることをおススメします(^^) 

なぜ「ポジハゲ」論では不十分なのかについて考えてみた

先日の投稿では、「恥の4象限」を用いて、何故、ハゲ薄毛男性の多くが陥りがちな隠す・増やすでのアプローチが奏功しないのかの説明を試みました。

 

多くのハゲ薄毛男性は「ハゲ薄毛であること」を問題視し、それに対して隠す・増やす対策に勤しみ、また場合によっては志半ばで「散らかす」という結末を迎えることが多いのではないかと考えています。つまり下図で言うと、右下のグレーの象限から右上の水色、ないしは左上の肌色の象限に移ってしまっていると考えられます。

 

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しかし、外野、特に異性である女性側の意見の中には「ハゲ薄毛自体が問題ではなく、ハゲ薄毛を隠す・増やそうとする態度が嫌い。もっと堂々としていたらいいのに」というものを数多く見かけます。

 

実はこのような、堂々としたらいいといった「堂々推奨論」(私が勝手に名付けました笑)や、ポジティブでいればいいんだよといった「ポジティブハゲ論」、略して「ポジハゲ論」というのは昔から存在しています。

 

しかし、「堂々推奨論」や「ポジハゲ論」共に「自分が変であると思う必要は無い」と主張しているに過ぎず、恥の4象限で見ると、ハゲ薄毛男性当事者「のみ」の視点でしか考えられておらず、周囲の人達の見方については一切無視したかなり強引な「論」であると言えます。両論共に乱暴な言い方をすれば「周囲の人達がどう思おうと、堂々と前向きで居りゃいいんだよ」と聞こえなくもないです。

 

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当事者が幾ら堂々としていればいい、あるいはポジティブでいればいいと言われても、周りが「このハゲ!」と一言ぶっ放したら、堂々としているハゲ薄毛男性も秒殺されます。あるいはそこまでのダメージにならなくとも、ある程度ひるむ、もしくは少々怒りを我慢した態度に変わることでしょう。少なくともその場の雰囲気は悪くなっても、良くはならない経験をされたことは読者の中にもおられるのではないでしょうか?

 

それほどまでにこの「ハゲ!」という一言は、キラーワードなのです。

 

しかしながら、それを発言する側が理解出来ていない、これがこの問題の根深さとも言えます。発言する側はそれほどのダメージを与えていないと思っているかもしれませんが、当事者であるハゲ薄毛男性側はどんなに堂々としていたとしても内心は「本当はなりたくてなったわけではない」と思っているからです。「手が打てるならそうしたさ」という声も聞こえてきそうです。

 

ですので、本人の態度だけの修正を求めた「堂々推奨論」や「ポジハゲ論」というのは片手落ちなのは実に明白で、「周りがその当事者のことを変だと思っていない」ことをバーバル(verbal=言葉による)、ノンバーバル(non verbal=非言語的な)なコミュニケーション方法に関わらず、当事者に伝えない限り、あるいはそのような空気が醸成出来ない限り、上図の「恥の4象限」の黄色部、つまり左下の状態=コンプレックスが解消された状態にはならないと考えています。

 

今日も少々小難しい話になりました。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!^^

道端アンジェリカさんの乾癬告白に見る「恥の変化メカニズム」

道端アンジェリカさんの乾癬「告白」について考えてみる

今年5月に、女性ファッションモデルの道端アンジェリカさんが皮膚病である「乾癬(かんせん)」を告白したことがネットでも話題になっていますが、ここでは道端さん自身が乾癬患者であるかどうかよりも、何故、乾癬であることを「告白」しなければいけなかったのかについて考えてみたいと思います。

乾癬「告白」はどういう経緯で起きたのか?

詳細については下記URLを一読頂ければお分かりになる話ですが、要約すると、道端さんはモデルという職業柄、日々の運動は欠かさず、チアシードアサイーのような栄養価の高い「スーパーフード」を積極的に摂り、SNSでも美容と健康の情報を積極的に発信してきた。にもかかわらず、今年5月に「スーパーフードを食べているのに肌が汚い」と指摘するコメントをネット上で見かけたのがきっかけで、病名を公表することに決めたという話です。

乾癬であることを公表・告白してからは、同様に皮膚の病気に悩む人たちから、「この投稿を見て本当に励まされました」といったコメントが続々と寄せられ、道端さんご自身も考え方がポジティブに変わったということです。

news.yahoo.co.jp

ついでですが、実は私自身も、気が付いたら発症していたというレベルですが、肘に乾癬を患っています。色々やってみましたが、まぁー、なかなか簡単には完治しない、一筋縄ではいかない病気であることは少しは理解出来ます。ましてやモデルさんという立場ですと、その悩みたるや相当なものだっただろうと察します。

さて、本題に入っていきたいと思います。

何故、道端さんは乾癬「告白」をしたのか?

それにしても何故、SNS上で道端さんのことを「スーパーフードを食べているのに肌が汚い」と攻撃するコメントが出てきたのでしょうか?それは「モデルのくせに肌が汚い」、即ち「モデルであれば肌は綺麗が当たり前」という価値観の持ち主がいたから他ならないと考えます。周りの人達から見ると「変」に映ったということかもしれません。

そして何故、道端さんはそのコメントに対して自分が乾癬であること「告白」したのでしょうか?「症状が重いときには自身の肌を見るのもつらく、暗がりでシャワーを浴びた日々もあった」というくらいだったとのことですから、自分でも「変」だと分かっていたものの、どうしようもない、ままならないもので病気であることを「告白」することを通じて周囲に理解を求めたかったのだと思われます。ですが、告白することで、思わぬ結果になります。上述の通り、「この投稿を見て本当に励まされました」といったコメントが続々と寄せられ、道端さんご自身も考え方がポジティブに変わったということです。

「思い込み」と「偏見」、そして「恥の変化メカニズム」

ここから、少し専門的な言葉が出てきます。

㈱カルヴォのアドバイザーでもあります、上智大学総合人間科学部心理学科教授の樋口匡貴(まさたか)さんから解説頂きました。

社会心理学では、集団の属性に対する固定的な思い込みを「偏見」と言います。偏見という言葉は「多様性の否定」「画一的に見る」という形で表されます。
似た言葉で「思い込み」というものがありますが、「思い込み」と「偏見」の違いは、「思い込み」そのものには「価値」が含まれていない点です。
言わば「思い込み」の一種が「偏見」とも言うことができ、思い込みの中にも「偏見」もあれば、そうでないものもあります。
心理学では
  1. ステレオタイプ
  2. 偏見
  3. 差別と特定の集団に対しての見方・行動      
で分類しますが、1.は、そういうもんだという価値観、2.は好き・嫌いがある、3.は2.に行動が加わるようになる。例えば、相手に石を投げるとかが該当します。
「恥」というものは基本的に当事者が感じるものですが、芸人が「スベる」とこっちが恥ずかしくなる。そういう場合は「代理羞恥」というケースに該当します。

そして、恥については、当事者と周りの人達の関係で下図の様に象限が分けられるそうです(恥の4象限)。

道端さん自身も元々「乾癬」であることを恥ずかしかった、変だと思っていたはずでしょうが、それに畳みかけるようにSNSで「スーパーフードを摂っているのにも関わらず肌が汚い」と投稿されています。つまり、「自分が変だと思う」、そして「周りも変だと思う」状況にあったと思われます。下図で言うと、右上の象限に該当します。

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それが5月のSNSでの自身の乾癬を「告白」を通じて、乾癬を「変だと思わない」人達による「意外」な励ましによって、道端さん自身も自己肯定され、「変だと思わなくなった」ということで、一気に右上の象限から左下の象限に状況が変化していることが分かるかと思います。

そして、上智大学・樋口先生はこう言います。

恥への対処行動としては大きく2つがあります:

  1. 情動焦点型
  2. 問題焦点型

1.については誰にも会わないとか、ハゲ薄毛であれば「カツラ」をつけるなどの行動を取る。2.についてはその行動(現象)をⒶ周りに変と思わなくさせる、もしくは Ⓑ本人に変と思わなくさせる、のどちらかが必要です。これには、その行動(現象)が一般的であるという認識をさせる長期的な取り組みが必要になるでしょう。そして、恥の情緒反応の対処行動として最もやってはいけないこととして:

当事者が「攻撃」を仕掛けること。つまり逆ギレはNGと仰っています。

もし道端さんが、肌が汚いことを指摘した投稿者に対して「逆ギレ」を起こしていたとすれば、称賛されるようなことは無かったかもしれません。しかし率直に病気であることを告白したことが奏功したのではないかと考えています。

ハゲ薄毛における「恥の変化メカニズム」

次にハゲ薄毛を、この「恥の4象限」で説明したいと思います。

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こうして見てみると、多くのハゲ薄毛男性が隠す・増やすことによって、本来であれば、左下の「自分が変だと思わない&周りは変だと思わない」象限を目指しているつもりが、逆に右上の「自分が変だと思う&周りは変だと思う」もしくは左上の「自分は変だと思わない&周りは変だと思う」の方向に向かってしまっているとが分かります。「隠す・増やす」アプローチで左下の象限に向かう唯一の方法は、自分がつけていることも忘れてしまうくらい、そして周りから『絶対に気付かれない』くらい、隠せているor増やせているケースに限られると思われます。

まとめ

コンプレックスがコンプレックスで無くなる唯一の方法は、「恥の4象限」のうち左下の象限に該当する「自分は変だと思わない&周りは変だと思わない」状況を創り出すことしかありません。

コンプレックスの対処行動の多くは、コンプレックス自体に対して「情動焦点型」アプローチ、即ちコンプレックスを引き起こす問題そのものをどうこうするよりも、目を背けたり、隠すという行動をとりがちです。

しかしながら、情動焦点型アプローチを取る当事者は上手く問題に対処出来ていると思う一方、周囲の人達は「変」と思うことから、当事者と周囲の間に認識ギャップが生まれていると考えられます。

また、周囲の人達はそこまで「変だと思っていない」のにも関わらず、当事者が勝手に「自分は変だと思っている」、社会不安障害と呼ばれるケースもあります。

カルヴォでは、ハゲ薄毛という恥に対して「問題焦点型」でアプローチすることを目指しています。つまり、

  • ハゲ薄毛であることを「周りに変と思わなくさせる」
  • 本人に変と思わなくさせる

どちらも容易ではありませんが、是非挑戦し続けたいと思っています^^